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最終更新日 2011-12-21

工業標準化事業功労者表彰


 2011年10月17日(月)に都市センターホテル「コスモスホール」において、工業標準化に貢献した個人及び事業者に対する表彰が行われました.


内閣総理大臣表彰


 

 平成18年11月に策定・公表された「国際標準化戦略目標」などを受け,平成19年度から特に国際標準化活動に率先して取り組み,その功績が顕著な者を表彰するものです.

 本年度は,個人1名が受賞し,その1名は当調査会 SC 29専門委員会委員の安田氏です.

 

受賞者: 安田 浩(東京大学名誉教授,東京電機大学未来科学部長)

 画像情報の世界での流通のためには,画像圧縮符号化方式の国際標準化が不可欠.その標準化を議論するISO/IEC JTC 1/SC 29にて委員長を務め,我が国産業界の意向を審議に反映させるとともに,技術の進展が早く,利害調整が大変困難な分野の国際標準策定作業の中心的役割を果たした.画像圧縮符号化アルゴリズムの統一化,早期標準化に指導力を発揮し,静止画圧縮符号化方式(JPEG)及び動画圧縮符号化方式(MPEG)の国際規格化を実現するなど,その功績は極めて大きい.

 また,国内の活動としても,インターネットの普及に欠かせない「安全性」「安心感」を実現する安心・安全インターネット推進協議会の会長等も歴任しており,その活発な活動は国内外を問わず高く評価され,デジタルコンテンツ流通の分野において,研究,教育,国際標準,産業への展開など幅広く貢献.さらに,デジタルコンテンツの健全な流通のためのコンテンツ管理・保護を目的としたcIDf(Content ID Forum)の会長やDMP(Digital Media Project)のボードメンバとしても活動を行っている.


経済産業大臣表彰


 

 昭和28年以来,工業標準化事業に率先して取り組み,その功績が顕著であると認められる者及び組織を表彰するものです.

 本年度は,個人20名,組織4団体の受賞です.

 当調査会からは,個人1名と1団体が受賞されました.

 

受賞者: 吉岡 稔弘(株式会社AI総研)

 流通や商品管理向け電子タグの標準化を行うJTC 1/SC 31(自動認識)のWG 2(データ構造)およびWG 4(RFID)のコンビーナとして,電子タグ利用時の要求事項や固有識別子の構造などの多数の規格を開発し,国際標準化に貢献.国際委員会における日本のポジションを確保に尽力.国内においては,各種セミナーや著書を通して電子タグの普及促進に大きく寄与.

受賞者: 株式会社日立製作所

 IECにおける電力やデバイス分野,ISOにおける環境分野,JTC 1における記録媒体や情報セキュリティ分野など,幅広い領域の国際標準化に積極的に参加.IECの副会長,IEC/TCの議長及びコンビーナ,JTC 1/SCの議長及びコンビーナなどを歴任し,さらにJTC 1においては多数がエディタに就任.また,電子タグ,暗号,バイオメトリックスなどの分野で日本開発技術の国際標準化を実現.国内においても,情報技術のJIS規格開発において多大な貢献.


産業技術環境局長表彰


 

 平成19年度から国際標準化活動を幅広い側面から支える関係者を表彰するものです.

 本年度は,貢献者表彰23名,奨励者表彰5名の受賞です.当調査会からは,5名が貢献者表彰を,3名が奨励者表彰を受賞されました.

[貢献者表彰]

受賞者: 小林 龍生(有限会社スコレックス)

 JTC 1/SC 2(文字コード)において,15年間にわたり標準化活動に参画.その間,2004年から2010年までの6年間,SC 2の国際議長を務め,国際レベルでの文字コードの標準化活動において,リーダーシップを発揮してきた.国際議長時代には,UNESCOなどとの協調による少数民族固有の言語や文字などへの対応,ISOの開発途上国専門委員会DEVCOへの働きかけなどを通じ,いわゆるデジタルデバイド問題への取り組みという面でも大きく貢献.

受賞者: 篠木 裕二(一般社団法人情報処理学会)

 

JTC 1/SC 7(ソフトウェア技術)において,20年間にわたり標準化活動に参画.その間3つのWGに継続的に委員として参画して,ソフトウェアの設計・開発技術等の標準化に尽力.また,ISO/IEC 11411:1995(ソフトウェアの状態遷移)及びISO/IEC 15476(CDIF意味論的メタモデル)のプロジェクトエディタを歴任するなど,ソフトウェア技術の規格開発に大きく貢献.

受賞者: 関口 正裕(富士通株式会社)

 JTC 1/SC 2(文字コード)において,18年間にわたり標準化活動に参画.2009年から現在までSC 2の国内委員会の委員長として貢献.また,国内の文字コード関係JIS改正にも積極的に参画し,現在行われている常用漢字表改定に併せた文字コードJISの改定委員会ではWG主査を務めるなど,国内外において,国民生活を支える基盤技術である文字コード規格の普及・促進に多大な貢献.

受賞者: 妹尾 孝憲(独立行政法人情報通信研究機構ユニバーサルコミュニケーション研究所超臨場感映像研究室専攻研究員)

 JTC 1/SC 29(音声,画像,マルチメディア,ハイパーメディア情報符号化)において,21年間にわたり標準化活動に参画.その間,情報符号化方式,著作権保護方式,コンテンツ特徴記述,立体映像符号化方式など,円滑な動画,静止画像等の流通に必要な幅広い分野での規格策定に多大な貢献.

受賞者: 山田 昭雄(日本電気株式会社)

 JTC 1/SC 29(音声,画像,マルチメディア,ハイパーメディア情報符号化)に1998年から参画.音響映像(AV)コンテンツのメタデータに関連する各種国際標準化(15938シリーズ,23000シリーズ,24800シリーズ)について,19件にも及ぶプロジェクトでプロジェクトエディタを務めた.音響映像コンテンツメタデータ関連の規格策定により,当該分野での世界レベルでの技術向上に大きく貢献.

[奨励者表彰]

受賞者: 原田 登(日本電信電話株式会社)

 JTC 1/SC 29(音声,画像,マルチメディア,ハイパーメディア情報符号化)において,2004年から標準化活動に参画.ひずみを許さずに情報量を圧縮できる音響ロスレス符号化規格の主要な技術提案を行い,アーカイブ用フォーマット規格の策定では筆頭エディタやアドホックグループ議長として起案から完成まで中心的役割を担った.これらの規格の普及にも尽力しており今後も国際標準化活動への積極的な貢献を期待.

受賞者: 盛合 志帆(ソニー株式会社)

 安全性と実装性能の高い共通鍵ブロック暗号の研究開発に従事し,その成果を元にJTC 1/SC 27(情報セキュリティ)における低消費電力で動作可能な軽量暗号の日本提案と国際規格開発に寄与.国際標準化で日本の高い暗号技術力を発揮することに貢献.

受賞者: 山本 英朗(日本電信電話株式会社)

 JTC 1/SC 17/WG 8(非接触ICカード)国際会議の日本代表として,国際標準化活動に参画.測定方法や超高速伝送技術などにおける日本からの提案や寄書を作成し,国際会議で積極的に意見表明して国際規格に反映することに貢献.



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