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最終更新日 2006-09-15
SC 24(Computer Graphics and Image Processing)総会報告

SC 24専門委員会
 委員長 藤村 是明((独)産業技術総合研究所)


1. 開催場所: プラハ(チェコ)

2. 開催期間: 2006-06-05/09

3. 参加国/出席者数:5 ヵ国/23 名

 議長(Ha-Jine Kimn,韓),セクレタリ(Jose Alcorta,英), ITTF(Keith Brannon),米(10),英(2),韓(6),豪(1),日(1: 藤村是明)

4. 特記事項
4.1 WG 6(Multimedia Presentation and Interchange)関係

 WEB3D Consortiumとの共同開発プロジェクトであり,仮想現実モデリング言語VRML97の後継規格であるeXtensible 3D(X3D)については,第1次機能拡張(amendmentとして行われた.)はほぼ終了し,第2次機能拡張が本格的に開始される(revisionとして行われる).また,同じくWEB3D Consortiumとの協同開発プロジェクトである,人体運動記述を核としたHumanoid Animation(H-Anim)については皮膜(skin)機能の高度化などの第1次機能拡張が行われることになった.

 なお,韓国からX3DおよびH-Animに関する機能拡張の作業提案が出されたが,協同開発相手で実質的作業を行っているWEB3Dの方に提案を持って行き,そこでの対応を待つことになった.

 これに関連し,このような共同開発プロジェクトでのSC 24側からの作業開始提案の扱いについて,WG 6主査(R.Puk)を中心として,SC 24としての基本方針を検討していくことが決議された.

4.2 WG 7(Image Processing and Interchange, Registration)関係

 画像関係については,ISO/TC 211の地理情報画像センサ情報(ISO 19130)をISO/IEC 12087-5 BIIF(Basic Image Interchange Facility)で扱うためのプロファイルが,登録にまわされる予定であったが,19130自体が進展の遅れで再作業になったため,当面は何の作業もないことになった.

 登録関係では,SC 24開発規格関係の登録規格である9973がFDIS投票待ちとなった.

 現在のWG 7主査(S.Kerr)の再任が出身母体の米国で否決されたため,主査の募集が行われることになった.日本としては,活動が低下したWGを解散させる好機と考え,立候補は見送ることが妥当であろう.

4.3 WG 8(Environmental Representation)関係

 地理情報利用シミュレーションのための(構造的)データ表現を規定するSEDRIS関係の第1期の全ての作業は,IS出版済みか出版待ちとなった.このうち,地理空間座標系機能を定義するISO/IEC 18026 SRMについて,FDIS投票以後に多数の要改善項目が発見されたとして,revisionの作業開始が提案されたが,IS文書が発行されてもいないうちに,第1版の問題点を明らかにしないで第2版の発行に進むことは読者に不親切であり,要改善項目を反映したと称する500ページ強のdocumentを新たに検討対象とするような作業には参加できないと日本は反対した.その結果,defect report承認即Technical Corrigendum発行の作業とAmendmentの作業開始が決定された.

(注)Amendment作業の結果は,Amendment部分だけの発行になることもあるし,反映文書(consolidated document)の発行になることもある.Revisionの時間間隔についての制限は全くない--Keith Brannon氏.

 韓国が提案してきたSEDRIS利用促進のための技術報告(TR)のNP投票結果について検討し,日本がコメントした通り,Type 3のTRとすることが妥当であることが確認され,今後の作業計画が決定された.

4.4 U3D 関連

 先日,ECMAからfast-track提案があり,SC 29に割り当てられて否決されたU3D問題について,SC 29リエゾン担当者から紹介があり,審議の結果,“本来ならばSC 24に割り当てられるべき案件であり,このようなことが今後起こらないよう,Secretaryが経緯の調査等を行う”ことが決議された.この審議の際には,Keith Brannon氏も同席していたが,提案元の割り当て要求が妥当かどうかを,事務局で判断するのは難しい課題だと述べていた.

 なお,SC 29リエゾン担当者から,“リエゾン担当者の基本的責任であるSC 29文書のチェックを怠り,この問題についてDIS投票締め切り以前の各国SC 24の対応の機会を与えず,単なる事後報告だけに終わったことの責任をとって辞任したい.”との申し出があったが,慰留された.

4.5 SC 24東京会議

 来年のSC 24総会および各WG会合について,日本は,7月9日〜13日,機械振興会館,で準備を進めている旨報告し,了解が得られた.

4.6 メンバについて

 ITTF Keith Brannon氏より,Pメンバが投票などの責任を果たしているかを正確にチェックし,責任を果たしてない国はOメンバとするようにとの指示があった.これを実行すれば,今回のPメンバが現在の11ヶ国から6ヶ国になるので,回復策についての検討がなされた.

5. 今後の開催予定

 2007-07-9/13 東京(日)
 2008 (米)

6. その他

 チェコがはじめての開催国となり,プラハ市中心部に近いチェコ規格協会で開かれた会議であるが,規格協会事務局による会議設営は立派であったものの,つい最近まで長年代表として参加していたZara教授も顔を見せず,チェコ代表としての参加はゼロだったのは,残念であった.


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