2005年度 標準化功績賞・貢献賞

2005年度の標準化功績賞および標準化貢献賞の授賞式は2005年7月22日に開催された第20回規格総会で行われました。

標準化功績賞

芝野 耕司 氏(東京外国語大学)

芝野耕司氏は1985 年から現在までの長きにわたり当会に参加し,ISO/IEC JTC 1/SC 2 議長を2 期,SC 2 専門委員会委員長およびJIS 化の委員長を歴任し国内外の文字コードの標準化に大きな功績を残されました.さらにSC 32 専門委員会委員長およびISO/IEC JTC 1/SC 32/WG 4 コンビーナとして国内外の意見を集約し技術標準の確立に貢献されてきました.

山本 喜一 氏(慶應義塾大学)

山本喜一氏は1984 年から現在までの長きにわたり当会に参加し,SC 7専門委員会ならびにSC 35 専門委員会委員長等を歴任され委員会の牽引と国際対応に多大な功績がありました.ソフトウエア技術の分野では産業界が必要とする中核となる技術をバランス良く配した技術標準セットの実現に,またユーザインタフェースの分野ではISO/IEC JTC 1/SC 35/WG 2コンビーナとして国内外の意見を集約し技術標準の確立に邁進されてきました.

渡辺 裕 氏(早稲田大学)

渡辺裕氏は1988 年から現在までの長きにわたりマルチメディア符号化技術の標準化に多大な貢献をされてきました.この間1988 年から1991年のISO/IEC JTC 1/SC 2/WG 8 のMPEG-1 規格の草案開発およびに1991年から1993 年のSC 29/WG 11 MPEG-2 の標準化に参画されるなど活躍されました.1999 年からはISO/IEC JTC 1/SC 29 議長としてMPEG JPEG2000等の標準化においてリーダシップを発揮されています.

標準化貢献賞

小倉 由紀子 氏((社)情報処理学会)

小倉由紀子氏は2000 年からISO/IEC JTC 1/SC 29のセクレタリとして非常に多くのプロジェクトが併行して開発される状況において精微な管理と効率的な作業を継続的に実施し,JPEG,MPEG といったマルチメディア符号化の標準化活動の活性化に貢献されました.

木村 敏子 氏((社)情報処理学会)

木村敏子氏は1993 年から現在にまでの長きにわたりISO/IEC JTC 1/SC 2,SC 15 およびSC 23 のセクレタリを歴任され,符号化文字集合 媒体の論理フォーマットおよびDVD やMO などの光ディスクに関する国際規格の取りまとめに貢献されました.更に幹事国運営に関する業務の電子化を推進されました.

頃末 和義 氏(マイクロソフト プロダクトディベロップメント リミテッド)

頃末和義氏は,SC 22 専門委員会委員として活発に活動されてきました.特にC#言語およびCLI 規格に関して日本の意見が規格案に反映されるようさまざまな形で貢献されました.2002 年からのC#とCLI の原案作成にあたっては委員会幹事として翻訳された文書の品質向上などに中心的な役割を果たされました.作業用ウェブの管理,版下作成作業の効率化など技術力を利用した作業効率化によって大部かつ複雑な内容の規格を短期間に完成させた仕事は称賛に値します.

千田 昇一 氏(NTT アドバンステクノロジ(株))

千田昇一氏は,1999 年から2004 年までの長きにわたりSC 2 専門委員会幹事ISO 2375 登録委員会幹事として日本の立場を堅持しつつ各国の利害調整に尽力されISO/IEC 10646 国際符号化文字集合の標準化活動に貢献されました.また2001 年9 月よりISO/IEC 2375Joint Advisory Group Advisor として国際の場でも活躍されてきました.

田渕 治樹 氏((独)情報処理推進機構)

田渕治樹氏は,1991 年から現在までの長きにわたりSC 27 専門委員会委員ならびにSC 27/WG 3 小委員会主査として委員会の取りまとめに貢献されてきました.またISO/IEC 15408 セキュリティ評価基準等の標準化活動および関連の広報活動等を通じて,我が国におけるセキュリティ評価・認証技術の普及に大きく貢献されてきました.

土田 正士 氏((株)日立製作所)

土田正士氏は,1990 年から現在までの長きにわたり,データベース言語SQL の国際規格仕様の開発に多くの貢献をされました.特にSQL:1999 として制定したSQL3 のユーザ定義データ型(UDT)機能の開発でのオブジェクト指向データベースの研究成果を踏まえた提案は日本からの大きな貢献といえます.また2000年からはSC 32 専門委員会の幹事としてSC 32 全体の技術標準化についても取りまとめ役として重要な役割を果たされました.

野水 泰之 氏((株)リコー)

野水泰之氏は1993 年から現在までの長きにわたりSC 29/WG 1 小委員会の委員ならびに幹事として活躍しJPEG JBIG JPEG2000 などの静止画像符号化の日本における標準化活動に尽力されるとともにSC 29/WG 1の国際会議にも数多く参加して日本の代表として国際の場でも大いに活躍されてきました.

伏見 諭 氏((株)情報数理研究所)

伏見諭氏は1994 年から現在までの長きにわたりSC7/WG 10 小委員会の委員として情報サービス産業の基盤をなすプロセスアセスメントの分野で同委員会の中心となりISO/IEC TR15504 およびISO/IEC 15504 の審議 日本提案の取りまとめに尽力されました.またISO/IEC 15504 パート1のプロジェクトコエディタとして国際の場でも大いに活躍されました.

山下 博之 氏((独)科学技術振興機構)

山下博之氏は1988 から1994 年および1999 年から現在に至る12 年間の長きにわたりSC 6 専門委員会幹事ならびにSC 6/WG 1 小委員会主査等として通信システム間プロトコル技術の標準化活動に中心的な役割を果たしてこられました。特に幹事として2001 年日本開催SC 6 総会の実質的取りまとめを担当された他国内委員会では電子メールによる審議を導入され委員会運営の効率化を図るとともに常に議論のリード役として大いに貢献されてきました.

山田 昭雄 氏(日本電気(株))

山田昭雄氏は1999 年からSC 29/WG 11/MPEG-7 小委員会の委員および幹事としてMPEG-7 の日本における標準化活動に尽力されるとともにSC 29/WG 11 の国際会議にも数多く参加して日本の代表として国際の場でも大いに活躍されてきました.

山本 和幸 氏(松下電工(株))

山本和幸氏1989 年からSC 25 専門委員会の委員主査および委員長を歴任され日本提案のホームバスシステム規格 住宅情報配線規格 ホームゲートウェイ規格などの標準化において日本の意見を積極的に主張し日本提案を国際標準に反映させることに尽力されてきました.また2004 年には専門委員会委員長としてSC 25 千歳会議を成功させるとともに市民との交流の機会を積極的に企画しJTC 1 の国際標準化活動への一般市民の関心を高めることにも大いに貢献されました.

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