2007年度 標準化功績賞・貢献賞

2007年度の標準化功績賞および標準化貢献賞の授賞式は2007年7月23日に開催された第22回規格総会で行われました。

標準化功績賞

奈良産業大学 植村 俊亮 氏

植村氏は,1970年から現在までの37年間の長きにわたり標準化活動に参加され,コンピュータ言語の国際標準化並びにJIS規格作成に大きな功績を上げられました.特に国際化専門委員会委員長としてJTC 1での情報技術国際化の重要性の周知に努められ,ISO/IEC JTC 1/SC 22内に国際化を担当するWG 20の設立に尽力されました.また,情報処理学会理事として規格担当役員に就任され,当時の規格委員会から情報規格調査会への円滑な組織の移行に尽力されました.

筑波大学 佐藤 哲司 氏

佐藤氏は,2002年から2007年までの5年間に総務担当理事並びに運営戦略アドホックの主査として当調査会の運営に参加され,当調査会の発展及び標準化の推進に寄与されました.また,この期間,技術委員会,DIS等調整委員会などの国内委員会及びISO/IEC JTC 1総会に参加され,日本意見の集約に尽力されるなど国際標準化の方向付けに関し大きな功績を残されました.

帝京平成大学 田中 邦麿 氏

田中氏は,1997年より2006年までの長きにわたりSC 23専門委員会委員長を務められ,光ディスクという技術革新の激しい分野において,国内委員会の意見を取りまとめるとともに海外の規格団体との意見調整等にリーダーシップを発揮されました.2006年のISO/IEC JTC 1総会において承認されたSC 23のタイトルとスコープの変更についても尽力されSC 23の活動範囲を拡大し国際標準規格の制定に多大な貢献をされました.

標準化貢献賞

(株)荏原製作所 江崎 和博 氏

江崎氏は,1992年から現在までの15年間の長きにわたりSC 7/WG 6小委員会委員として活躍され,ISO/IEC 9126シリーズ,14598シリーズ並びに25000シリーズの国際規格制定と日本の意見の反映に尽力してこられました.特にISO/IEC 25000シリーズ規格の制定に関し,ISO/IEC 25001及び25030のプロジェクトエディタを務められ,日本が提唱したソフトウェア製品品質評価の次世代規格の制定に多大な貢献をされました.

日本アイ・ビー・エム(株) 岡崎 毅久 氏

岡崎氏は,1994年から現在までの13年間の長きにわたりSC 7/WG 8小委員会委員をはじめ,WG 13委員,WG 18幹事,WG 22主査,WG 23幹事など多くの小委員会で活躍されてきました.WG 8では,ISO/IEC TR 15846及びTR 16326の開発に参加されました.WG 13では,ISO/IEC 15939,WG 18では,ISO/IEC 90003の発行に参加され,この2つの規格に対しては,SC 7議長からAchievement Awardを授与されました.

ソニー(株) 鈴木 輝彦 氏

鈴木氏は,2004年から現在まで3年間にわたり,SC 29/WG 11/ビデオ小委員会幹事補佐並びにSC 29/WG 11/MPEG-4小委員会委員として,標準化活動に尽力してこられました.また,MPEG-2やMPEG-4関連の多くのプロジェクトエディタを引き受け,さらにアドホックグループの議長を担当されるなど国際の場でも大いに活躍してこられました.

(株)日立製作所 高田 秀之 氏

高田氏は,2002年から4年間にわたり広報委員会の幹事及び委員長を歴任され,当調査会の広報活動の躍進に貢献されました.また,2005年からはアクセシビリティSWGの主査として,わが国での国際会議開催などにより国内のアクセシビリティ標準化活動の活性化に尽力されるとともにすでに進んでいるアクセシビリティに関する.JIS規格をISO/IEC JTC 1におけるSWGに紹介して国際標準への道筋つけられました.

(株)日立製作所 寶木 和夫 氏

寶木氏は,1986年から現在までの21年間の長きにわたり情報セキュリティの分野の標準化に貢献されました.2003年からはSC 27専門委員会委員長を務められ,委員会のとりまとめと国際対応に貢献されました.また,ISO/IEC 13888-3のプロジェクトエディタを担当するなど国際の場でも大いに活躍されました.

日本アイ・ビー・エム(株) 廣瀬 直樹 氏

廣瀬氏は,1990年からトークンリンクLANの配線システムやプロジェクトエディタの経験を生かした多数の汎用配線システムの規格化並びに国内のLAN実装規の開発,それらの国際標準プロフィールへのアップストリーム活動など多くの貢献をされました.また,SC 25国際セクレタリの信任も厚く,無線LAN用途や劣悪環境下での配線システムの規格開発では,審議の重要な役割を長年担ってこられ,2004年SC 25千歳会議では開催準備と運営に貢献され,議長より感謝が議決されるなど,難しい標準化活動と企業業務との両立を実践されております.

ソニー(株) 福原 隆浩 氏

福原氏は2000年から現在までの7年間の長きにわたりSC 29/WG 1小委員会委員として静止画符号化の標準化活動に尽力されました.その間多くの国際会議に日本の代表として参加し,JPEG 2000関連の多数のプロジェクトエディタやアドホックグループの議長を担当されるなど,国際の場でも大いに活躍してこられました.

(株)富士通研究所 森 雅博 氏

森氏は,2002年のSC 37専門委員会設立時から委員として参加され,顔認証,指紋認証,虹彩認証などのデータ互換フォーマット国際標準化に多大な貢献をされました.2003年からは扱う技術が広範囲であり運営が難しいSC 37/WG 3小委員会の主査として強力なマネジメント力を発揮し,組織の取りまとめ及び提案活動を積極的に推進されました.さらに,顔認証用の顔画像撮影ガイドラインでは日本提案により規格策定をリードし,静脈認証では日韓の協調提案により静脈画像データ交換フォーマットの早期標準化に寄与されました.

(株)中電シーティーアイ 山﨑 康一 氏

山﨑氏は,1989年から現在までの17年間の長きにわたり,SC 18専門委員会,SC 2専門委員会,ISO 2375登録委員会に参加され,多数の国際規格の制定と改訂に貢献されました.特にISO 2375登録委員会では幹事としてISO/IEC 2375の改定に携わるとともに文字符号規格の国際登録簿ISO-IRの運営に関する新しい手続き文書を起草されました.更に,JIS規格関係でも多数の原案作成と改定に貢献され,山﨑氏の起草された緻密な文言は,多数の文字符号関係規格で参照される基準となりました.

慶應義塾大学 山崎 信行 氏

山崎氏は,2001年度に学会試行標準制度が始まった初期の頃から当調査会に参加し,山崎氏が中心となり開発されたロボットのリアルタイム制御機構であるレスポンシブリンクを学会試行標準(IPSJ-TS0006)として完成させ,2003年9月に制定,公開しました.その後,我が国独自の優れた技術として,JTC 1/SC 25にNPとして提案し,現在ではFCDが承認されています.このように質の高い技術を試行標準から出発して国際標準化完成への道筋をつけられました.

(株)日立製作所 山平 耕作 氏

山平氏は,2000年から現在までの長きにわたり,データベースの国際規格の開発において,SC 32/WG 4小委員会の幹事として標準化活動に貢献されました.また,SQL/MMのフルテキスト(Full-Text),空間情報(Spatial),静止画像(Still Image)及び履歴(History)規格群の開発にあたって,SQL仕様とマルチメディアアプリケーションの両方に精通した専門家として多大な貢献を果たしてきました.

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