2008年度 標準化功績賞・顕功賞・貢献賞

2008年度の標準化功績賞および標準化貢献賞の授賞式は2008年7月14日に開催された第22回規格総会で行われました。

標準化功績賞

東芝ソリューション(株) 内山 光一 氏

内山氏は,1989年から現在までの19年の長きにわたり7つの専門委員会を含む34もの委員会活動に参加され,情報技術に関わる多くの分野で標準化活動および当調査会の発展に寄与されました.特にアーキテクチャを記述する手法の開発ネットワーク関連モデルの開発ODPモデルの開発等の取り組みでは,国際規格開発に大きく貢献されました.

(株)日立製作所 後藤 志津雄 氏

後藤氏は,1991年から2007年までの16年の長きにわたりSC 22専門委員会幹事を努められ,プログラミング言語およびシステムソフトウェアインタフェースの標準化に多大な貢献をされてきました.また,幹事就任以来JTC 1/SC 22総会に日本代表として出席し日本のプレゼンス向上に寄与されまし.JTC 1 Directivesに関する造詣の深さは国内のみならず,国際の場においても議長・セクレタリからの厚い信頼を得ております.

(株)日立製作所 高田 秀之 氏

高田氏は,2002年から2006年までの4年間にわたり規格理事として当調査会の運営に参加され,当調査会の発展および標準化の推進に寄与されました.また,この間,広報担当理事およびアクセシビリティSWG主査など多くの役職を引き受けると同時にISO/IEC JTC 1総会ならびに関連の会議に参加され,日本意見の集約に尽力されるなど国際標準化の方向付けに関し大きな功績を残されました.

成田 博和 氏

成田氏は1996年から2008年までの12年の長きにわたり,規格理事として当調査会の運営に参加され当調査会の発展および標準化の推進に寄与されました.また,この間国際の場においてもPAS mentor として,およびISO/IEC JTC 1直下に設けられたSWG-Directivesなど多くの委員会で日本の代表を務められ日本の主張を実現されました.

標準化顕功賞

今城 哲二 氏

今城氏は,1977年から2007年までの30年の長きにわたり,COBOLをはじめとするプログラム言語,情報処理用語,日本語化・国際化,文字コード,UML,CORBAなどの情報技術標準化作業に多大の功績を残してこられました.つねに「よく使われ役に立って喜ばれる」標準の作成を目指し,たんに標準化するだけではなくその普及にも努力を傾注され不幸にして,不治の難病となり酸素吸入器をはなせない闘病生活に入ってからも,多くの会合に指示を出して標準化の仕事の総まとめに尽力をされました

標準化貢献賞

電気通信大学 岡本 敏雄 氏

岡本氏は2001年から現在までの7年の長きにわたり,SC 36/WG 2コンビーナとして学習・教育・訓練の情報技術分野での国際標準化活動に尽力されてきました.特に日本から提案した協調学習に関する規格群の国際標準化にあたってはこの専門分野の第一人者としての学識および造詣を背景にリーダシップを発揮し,各国の委員との緊密なコミュニケーションにより多様な意見を取りまとめて規格の成立を強力に推進しました.

独立行政法人 情報処理推進機構 新谷 勝利 氏

新谷氏は1993年から1998年までの5年間にわたり,SC 7/WG 10小委員会幹事およびSC 7専門委員会委員としてプロセスアセスメント関連のTRおよびIS(ISO/IEC 15504シリーズ)の作成に貢献されました.特にISO/IEC 15504シリーズをTRからISに改訂するにあたって9部構成を5部構成とする現在の体系を提案されました.更に1998年以降はSC 7/WG 10 WG 20およびWG 24小委員会の委員またはエキスパートとしてSC 7における標準化活動に大いに貢献されました.

首都大学東京 産業技術大学院大学 瀬戸 洋一 氏

瀬戸氏は,2002年SC 37専門委員会設立当初から現在まで委員長として国内WGの組織運営を軌道に乗せ,国際の場においては団長としてバイオメトリクスの国際標準化に尽力し日本の活動が国際社会から確固とした信頼を得るのに心身とも全力で尽くしてこられました.更にはWG 5で開発を行なったバイオメトリク認証装置の性能評価のためのISO/IEC TR 19795-3の基本の開発においても自ら率先して参加され多大な貢献をされました.

松下電器産業(株) 高橋 俊也 氏

高橋氏は,1998年から現在までの10年の長きにわたり,SC 29/WG 11/MPEG-4およびSC 29/WG 11/Video小委員会の幹事として日本におけるMPEG関連機器の開発状況や映像サービスに関する産業界での動向を見極めつつ日本の立場を踏まえた委員会の取りまとめに尽力してこられました.特に,近年のMPEGビデオ圧縮・多重システム・ファイルフォーマット関係の膨大な数の国際投票案件においては,国内関連組織の意見をまとめつつ年間50件を超える回答案作成を行うなど標準化活動に多大な貢献をされました.

(株)日立製作所 竹田 滋 氏

竹田氏は1995年から現在までの13年の長きにわたり,SC 7/WG 12小委員会の委員および2000年6月からは幹事として機能規模測定に関するISおよびTR(ISO/IEC 14143シリーズなど全11種)のすべてについて,国内委員会での審議において活躍され,特にISO/IEC 14143-6の原案作成には大きく貢献されました.また,2001年のSC 7名古屋総会2005年のSC 7/WG 12東京会議に際しては会議の準備および運営に大いに尽力されました.

日本ユニシス(株) 原 潔 氏

原氏は,2001年から現在までの7年の長きにわたり,SC 36専門委員会委員として学習・教育・訓練の情報技術分野の国際標準化活動に尽力されてきました.特に協調学習場に関する規格(ISO/IEC 19778-1,2,3)については日本からのNP提案より参画しプロジェクトエディタとして各国の委員との粘り強い交渉によって意見を取りまとめ規格の成立を主体的に推進しました.また,SC 36/WG 1のボキャブラリ標準化SC 36/RG 1の標準化普及活動などをはじめSC 36の種々の国際標準化活動にも日本代表として多大な貢献をしてきました.

キヤノン(株) 松原 幸行 氏

松原氏は,1997年から現在まで12年の長きにわたり,プリンタおよびPDAなどのモバイル端末におけるインタフェースの専門家としてSC 18/WG 9小委員会委員を皮切りとし,SC 35専門委員会委員SC 35/WG 2幹事およびSC 35/WG 4主査を務められWGのとりまとめと国際対応に貢献されました.また,2004年にSC 35のプロジェクトエディタに就任され,2007年12月にISO/IEC 24755を発行されるなど国際の場でも大いに活躍されました.

(財)日本品質保証機構 吉田 健一郎 氏

吉田氏は,2002年から現在までの6年の長きにわたり,SC 27において情報セキュリティマネジメントシステムISMSに関する国際標準化に貢献されてきました.ISMSの重要性を当初から認識され国際会議にほぼ毎回出席され日本からのコメント作成に精力的にかかわり,国際規格の策定に重要な寄与をされると共に関連JISの作成も行い我が国のISMS普及にも貢献されました.また,その他プロジェクトエディタを引き受けるなど国際の場で大いに活躍してこられました.

沖電気工業(株) 脇野 淳 氏

脇野氏は,1989年から現在までの18年の長きにわたり,SC 6/WG 7小委員会の委員および主査ならびにSC 6専門委員会委員として活躍されると共に数多くの国際会議にも出席されシステム間通信プロトコル(主に転送制御プロトコル)に係る多数の国際規格の制定と改定ならびにJIS規格の制定に貢献されました.また,この間SC 6総会の別府開催(1995年)および奈良開催(2001年)ではホスト国の中心メンバとして会議の準備運営に携わり同会議の成功に貢献されました.

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